事例紹介

「目の前で食べる人を見たい」の思いで活動を続ける

「目の前で食べる人を見たい」の思いで活動を続ける

「まちかど食堂」は、2017年にCS神戸が開催した居場所講座で立ち上がったグループです。

立ち上げ以降、メンバーが入れ替わりしながら毎月1回続けてきました。今は6人で活動しています。

リーダーの稲垣さん(写真左端)とメンバーの市原さん(左から2人目椅子席)にお話しを伺いました。

<稲垣さん>
Q1.居場所講座が立ち上げのきっかけでしたが、そもそも講座に参加した動機を教えてください。

福祉の職場で事務職をしているのですが、そのなかで地域の居場所づくりに興味がありました。

リーダーの稲垣さん。テキパキと段取りよくすすめてます。

 

Q2.なぜ「食堂」にしたのですか?

講座の最後に地域食堂の提案があったので、実際にやってみました。一度やり始めたものは続けたいと思ったので、色々ありましたが今も続けています。

 

Q3.新型コロナ感染拡大によって休止せざるを得ない状況もありましたが、どうやって乗り越えましたか?

メンバーがやる気をなくしてしまうのではないかと心配しました。自分自身も元気がなくなって再開することに慎重になっていました。フードパントリーにする案もありましたが「目の前で食べる人を見たい」という思いが強く、今年の夏に再開を決断しました。職場で得た感染対策のノウハウも活かして衛生面に気を付けながら開催しています。

 

Q4.活動のなかで楽しいこと・大変なことはなんですか?

メンバーは変わると大変ですが、定着してもマンネリ化するので、グループ運営は一筋縄ではいきません。でも、食べた方から「美味しかった」と言ってもらえるのが一番うれしいです。この思いが続く限りはメンバーと一緒に作っていきたいと思っています。

Q5.これから活動をしたいと思っている人へメッセージをお願いします。

自分でやってみたいと思ったことはやってみたらいいと思います。やってみて形にならなくても、「やりたい」と思うことは自由。思い続ければ何かにつながります。

 

<市原さんのお話し>

丁寧に調理をされる市原さん

灘区文化センターにいる友人を訪ねた時に、生きがい活動ステーションのボランティア募集をみて「まちかど食堂」のメンバーになりました。元・調理専門学校の先生をされており、現在も某ホテルで働き、さらに東灘こどもカフェの「まちなか食堂」でも腕をふるっています。
「まちかど食堂」では限られた道具・場所・時間で調理しなければならず、初めて主婦の大変さがわかったそうです。調理するだけではなく、食べに来た方々ともコミュニケーションをとって和やかな雰囲気をつくっていました。

団体名称

まちかど食堂

活動内容

月1回、第2水曜日に大人500円、小人300円で夕飯を提供しています。
誰でも参加できて美味しい食事をいただけるので、リピーターもたくさんいます。(要予約)

設立

2017年

その他

問合せは生きがい活動ステーションまで(078-857-3022)

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