事例紹介

『ゆっくり』、でも『着実』にやりたいことに近づいています!

『ゆっくり』、でも『着実』にやりたいことに近づいています!

スマホ、インターネット、ZOOMなど、こどもからシニアまで幅広い世代を対象にデジタルに関する講座実施やボランティアをされている、加田平史子さんにお話しを伺いました。

Q1.CS神戸をお知りになったきっかけは何ですか?

2021年に、灘区文化センター4階の灘区あじさい講座でアルバイトを始めました。当時からなにかボランティアをしたいなと考えていたので、同フロアにある、CS神戸管轄の生きがい活動ステーションに相談しました。昼夜逆転やスマホ依存など、子どもとスマホ問題に興味があったので、できればスマホ関連をと伝えたところ、神戸ネット企画というNPO団体を紹介していただきました。ご紹介からすぐに、老人ホームに訪問してスマホ講座の助手を経験させていただくようになり、いつのまにか私のスマホ講師人生がスタートしました。

 

Q2.ご活動を始められようと思ったきっかけは何ですか?

神戸ネット企画のズーム講座が、新長田の県立神戸生活創造センターで開催されており助手をしていたのですが、講座終了時に、一人で少人数制のサロンをしてみませんか?とお声がけいただきました。そのほぼ同時期に、生きがい活動ステーションからも、スマホサロンをやってみませんか?とお声をかけていただいたので、思い切って両方をスタートさせました。また、灘区のあじさい講座内でもスマホ教室が始まることになり、恐る恐る手を挙げてみたところ、ラッキーにも講師となることができました。

あじさい講座ではアルバイトから主任になり講座運営を任されるうちに、個人レベルではなく、小さな団体でいいのでデジタルに関する社会貢献ができないものかと考えるに至りました。NPO法人や一般社団法人など、法人格の方が信用してもらいやすいのも理解していましたが、本業もかなり忙しいので、気軽に設立できるものでと考えた結果、任意団体とし「神戸デジタルボランティア」と名付けました。個人活動は3年以上になりますが、団体としてはやっと半年を経過したところです。

 

Q3.実際にご活動をされてみてどうでしたか?

自分の中ではそんなに難しくないことをちょっとお伝えするだけで、こんなに喜んでいただけるとは夢にも思いませんでした。また、基本を知らないせいで、せっかく高機能な携帯をお持ちなのに電話機能しか使えていなくてもったいないなと思いました。実際、九州に一人暮らしの叔母がいるのですが、叔母はメールもラインも使えず、フルタイム勤務の私が連絡しようにも、入院中などはなかなか連絡が通じません。Wi-Fiがあれば遠隔の見守りも可能になってきた今、高齢者のデジタル化は他人事ではないと日々感じています。今では年間400人前後のシニアさまと関わらせていただき感謝です。また、活動の中でお付き合いができた方と何か一緒にやりたいねと、この3年のうちに6回のイベントを開催することができました。

 

Q4.ご活動をされたことで何か変化はありましたか?

呼ばれた地域には休暇の許す限りお邪魔しているので、地元だけでなく他の地区の方とも顔見知りになれました。灘区と同時進行で行っている長田区の活動も、いつしか県の施設だけでなく市の施設からもお声をかけていただき、居場所としてのスマホ教室に手ごたえを感じています。加えて昨年は、灘区文化センター受け入れの中学生と「トライやるウィーク」を経験させていただいたことで、高齢者だけでなく多世代でデジタルツールを真ん中に活動してみたいという夢も新しくできました。たまたま神戸市の中学校の部活動がコベカツに移行するタイミングだったので、神戸デジタルボランティア名義で、コベカツ申請し登録も終了しました。もともと、幼児や就学児へのデジタルデバイスの与え方の問題について危機感を持っており、子育て世代の保護者向けの講座がやりたかったので、ゆっくりながらも結果的にだんだんとやりたい事に近づいている感覚があります。また神戸デジタルボランティアそのものは3人で設立しましたが、気軽な感じで手伝うよと言ってくださる方も多く、高校生や大学生の他にも社会福祉士や社会福祉労務士など多彩なアドバイザーに恵まれているのも当団体の強みです。

 

Q5.これから活動を始められる方々へのメッセージをお願いします。

CS神戸は、人も団体もたくさんのリソースをお持ちなので、やりたいことがあれば気軽に相談できる機関だと思います。特に活動の最初はわからないことも多いので、アドバイスをもらうのも良いと思います。基本いただいたオファーはとりあえず受けていると、結果的に別のお仕事に繋がっていくことが多く、生きがい活動ステーションを通じてお知り合いになれた地域の仲間は、私の財産になっています。

団体名称

神戸デジタルボランティア

氏名

加田平 史子

活動内容

スマホ、インターネット、ZOOMなど、こどもからシニアまで幅広い世代を対象にデジタルに関する講座などを実施

設立

2024年12月25日

連絡先

TEL: 090-4272-8753

その他

お問合せメール:kdigi1225@gmail.com

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