事例紹介

「新しい出会いは自分の足で」

「新しい出会いは自分の足で」

ブランチ神戸学園都市 予約図書受取コーナーで図書クルーとしてボランティア参加されている立田さん。

生きがい活動ステーション(以下:生き活)でも様々な活動を通じて楽しく関わっておられます。

活動の中で感じておられることをお伺いしました。

Q1.CS神戸との出会いを教えてください

50歳の時に転職し、通勤で通りかかる六甲道で生き活を知りました。
生き活では、自分の興味や趣味を活かしたイベントを企画しています。まちづくりスポット神戸(以下:まちスポ)で募集していた図書クルーのことも、生き活のスタッフから教えてもらいました。

Q2.転職されたことも活動のきっかけになったのですか?

まったく違う職種に転職したことにより、あらたな価値観を見出せました。観光業に従事したので、いろんな人との出会いがあり、どうすれば人に喜んでもらえるか、どうすれば仲間にも心地よく働いてもらえるかということも考える機会が多くなりました。生き活の事を知れたのも転職がきっかけですね。

Q3.生き活では趣味や興味を活かして何をしているのですか?

最初に企画したのが、「教えてアガサ」というアガサクリスティーの読書会です。生き活では色々な興味を持つ人と出会い、つながりができました。退職後は自分には何ができるか悩むことが多いですが、これまで生きてきた経験は財産であり、みんなが何かしら人の心を動かす力を持っていると思っています。私は今、自分で名刺を作っています。好きな事や趣味を一覧にして、話題作りや人との共通点をみつけて交流を深めるきっかけにしています。おすすめですよ。

立田さんの名刺(表)

立田さんの名刺(裏)

 

Q4.図書クルーの活動をしてみて、感じることはありますか?

本はもともと好きでしたが、この活動を始めてまた新たな発見がありました。こどもの多い地域なので、児童書の貸し出しがとても多いですが、絵本の面白さや魅力も再確認できました。本は今まで経験したことのない世界へ連れていってくれる媒体だと思います。毎日貸出や返却される本の中に、興味を持ったり世の中の新しい事を知る機会を与えてくれるものがあり、たいへん興味深いです。
図書館サービスは誰もが利用できる市民サービスなので、ぜひたくさんの方に新しい本と出会い、心の栄養の補給をしてほしいです。

Q5.予約図書受取コーナーはたくさんの方が利用されますね

はい、図書クルーも4年目になり、ずっと通ってくれているお子さんの成長を楽しんだり、親しくなった利用者の方とお話したりすることもあります。責任がある仕事ではありますが、ボランティアだからこそ、仕事とは違って肩の力をぬいて人と接することができていると思います。
予約図書受取コーナーを運営しているまちスポの活動でも新たな出会いや発見があり、「新しいことをはじめると、新しい流れが生まれる」というのを実感しています。それがまた自分の成長にもつながっています。

Q6.最後にこれから活動をしようと思っている方へメッセージをお願いします

特に退職後は、名刺がなくなり何もなくなってしまったように感じる事もあるかもしれません。「名刺がなくなったら自分で作ればいい」と思っています。今までの経験で得てきたものがあって、誰もが色んな力を持っています。新しい出会いを自分の足で見つけに行きませんか?

団体名称

ブランチ神戸学園都市予約図書受取コーナー 図書クルー

氏名

立田 実

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